ファイルの先頭部分を表示する「head」コマンドについて説明します。このコマンドはファイルの確認によく使用します。
機能:ファイルの先頭を表示する
コマンド:head [オプション] ファイル1 ファイル2 …
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ファイルの先頭を表示するコマンド
前述の通り、「head」コマンドはファイルの先頭部分を表示するコマンドです。よく似たコマンドに「tail」コマンドがありますが、それはファイルの末尾を表示します。
「tail」コマンドの説明はこちら(リンクになっています)。
先頭(あたま)を表示するから「head」ですね。
head ファイル
例) head access.log(access.logの先頭10行を表示する)
後述する「-n」オプションを使えば表示する行数を指定することができますが、指定しない場合は「10行」が表示されます。
複数のファイルを指定することができる
表示するファイルは半角スペースで区切ることで、複数指定することができます。
head ファイル1△ファイル2△ファイル3(△は半角スペース)
例) head access1.log access2.log access3.log
また、ファイル名にワイルドカード(*)も使うことができます。
例えば、拡張子が「log」のファイルをすべて表示するときは以下のようになります。
head *.log
複数のファイルを指定した場合は、それぞれのファイルを出力する前にファイル名が表示されます。
(ファイル名を表示してくれないとどのファイルを表示しているかわからないですからね!)
表示する行数を指定するには「-n」オプション
headコマンドのオプションは少ないですが、以下のとおりです。
オプション | 内容 |
---|---|
-n 行数 | 指定した行数を表示する |
-v | ファイル名を常に表示する |
-c | 出力する文字数を指定する(文字数はバイト単位でKを付与するとキロバイト単位) |
この中でよく使うオプションは「-n」オプションで、表示する行数を指定することができます。
例) head -n 20 access.log
access.logの先頭の20行を表示する
「head」コマンドはファイルの確認をするのに便利で特にサーバの監視や調査をするときによく使うコマンドです。
これで、Linuxコマンドの「head」コマンドの説明を終わります。
このブログがみなさんのお役に立てれば幸いです。
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